ラッシャー木村

・マイクの鬼　金網デスマッチの鬼

・185㎝　125㎏

・1941年6月30日

・日　北海道出身

・主なタイトル
　ＩＷＡ世界ヘビー
　ＩＷＡ世界タッグ
　アメリカスタッグ

・得意技
　ブルドッキングヘッドロック
　ラッシングラリアット


ラッシャー木村逝く・・・・！

あれは自分がまだ高校生の頃でした
某駅のホームで新日外人軍団の移動に出くわしたのです。

当時ラッシャー木村は国際軍団として新日正規軍と抗争を
繰り広げていた頃で外人軍団と一緒に次の会場まで列車で移動中のようでした。

Ａ浜口、寺西の姿はなく一人ポツンと外人軍団と離れて
ホームのベンチに腰かけ列車を待っていて

上下紫のジャージに紫のトランクを持ちベンチに
腰かけた姿は少し異様で他の人は誰も近ずこうとせず
アンドレやトニー・アトラス（知ってるかな？）らが
ホームにいた人に囲まれてる光景に比べるとそこだけ
違う空間のようでした。

まあ当時はＲ木村といえばＡ猪木に3対1で試合を挑んだり
試合に負けても公約違反をしたりとあまり評判がよくなかった
ですからねえ。

自分は少しかわいそうになって（大きなお世話だこの野郎！）
Ｒ木村以外、誰も座っていない3列続きのベンチの真ん中
つまりラッシャー木村の真後ろのベンチにそっと座ったんですよ。

そうＲ木村とちょうど背もたれを挟んで背中合わせに座った
んですな。

1秒がものすごく長く感じられたってえ表現はこんな時に使うん
ですかねえ？

恐る恐る後ろを振り向くと、な・なんとＲ木村もこっちを振り向いてたんですよ・・・・・

正直焦りましたねえ～。
だってあのＲ木村の顔がすぐ目の前にあるんですよ～。

で・ボソッと「おい！おまえも勉強しろよ・・。」だって・・・

そう、あの時も、あのマイクパフォーマンスの言い回しでした
「はっ・はひっ」って変な返事をしたのを覚えてます。

その一件以来なんかラッシャー木村に親近感を覚えちゃって
後に全日でジャイアント馬場とタッグを結成した時は
妙にホッとしたりしましたな！

ほんとやさしい人だったんですよね。

ラッシャー木村選手のご冥福をお祈りいたします。